日焼け止めの顔への使用

日焼け止め(サンスクリーン)は紫外線対策として非常に有効な手段ですが、肌の弱い人やアトピー性皮膚炎の人などは特に、日焼け止めそのものにかぶれてしまうことがありますので、できるだけ低刺激のものを用い、いきなり顔につけるのではなく、まずは腕の内側など皮膚が弱く、かつあまり外に出ない部分で確かめてから使用するようにします。
顔に日焼け止めを使用する場合、クリームタイプの日焼け止めでは、通常、パール粒大(直径0.7センチメートル大)を2個分程度が適切な量とされます。
塗り方は、まずパール粒大の量を1個、手にとり、顔のおでこと両ほほ、鼻筋など日焼けを起こしやすい箇所に数箇所おきます。
次に、こすらないようにして指の腹で塗り伸ばします。
そしてさらにもうパール1粒大の日焼け止めをとり、顔全体にむらなく伸ばします。
顔の表面だけでなく、首筋や首、耳、耳の後ろも意外に日に焼けます。顔の延長線に沿ってむらなく伸ばすようにしましょう。
女性の方でメイクをしている場合、化粧下地と日焼け止めを併用する場合は、日焼け止めをまずぬり、その上に化粧下地を使用します。ファンデーションなどにも日焼け止め効果があるものが市販されています。そのような効果があるものを重ねることでさらに、紫外線対策は万全になります。

日焼け止めとクレンジング

スキンケアのもっとも大切なことは、肌の洗浄と保湿、そして紫外線対策です。このうちのひとつ、肌の洗浄とは、肌を清潔に保つということですが、肌の汚れには2種類あり、それぞれにあった洗浄の仕方をしなくてはいけません。
たとえば、化粧品やファンデーションによる汚れは「油性の汚れ」です。日焼け止め(サンスクリーン)は、つけるときには落ちないように、またはその効果を長持ちさせるために1日に数回、塗りなおしをするなどの念入りに使用が必要ですが、1日が終わったら、きちんと落とすということもそれと同じくらい重要なのです。日焼け止めが肌に残らないように、石けんやクレンジング剤でしっかり洗い落としましょう。
クレンジング剤には、洗い流すタイプとふき取るタイプがありますが、ふき取るタイプの場合、肌の弱い方にはよけいに負担になりますので、洗い流すタイプの使用をお勧めします。
日焼け止めには、ウォータープルーフタイプといって、濡れても落ちない、汗にも強い、というタイプがありますが、これは逆にいえば、なかなか洗っても落ちないということです。また、ウォータープルーフタイプでない場合でも、普段身体を洗っているような石けんではなかなか落ちない場合があります。落ちないから、とごしごし無理やりこすっては、肌を荒らしてしまいます。やはり専用のクレンジング剤を使ってすっきりと落とし、そのあと再度、普通の石けんまたは洗顔剤で水性の汚れも落とします。そして保湿効果のある化粧水や乳液を補っておく配慮が必要です。

日焼けの治療

紫外線対策の基本は、紫外線を防ぐことです。つまり、紫外線予防の3本柱
1:日焼け止めクリーム、
2:日傘、長袖の服、
3:帽子、サングラス
を徹底することといっていいでしょう。しかし、それでも日焼けしてしまうことはあります。紫外線を100パーセント、1日24時間、1年365日防ぐことは不可能に近いからです。したがって、日焼けをしてしまった場合の対策も考えておくことが大切です。そして肌へのダメージを少しでも和らげ、またあとに残さないようにしましょう。
日焼けは、やけどと同じです。やけども軽いものは赤くなり、ひどくなると水泡ができ、さらにもっと深くまで炎症がおよぶと皮膚は白くなって、もはや感覚がなくなってしまいます。
日焼けの場合の治療においてまず大切なことは、少しでも焼きすぎたな、と感じたらそれ以上に紫外線を受けないようにすることです。そして濡れタオルなどでまず冷やします。
ひどいサンバーンで水泡ができるほどの場合は、医師の診察を受け、その指示のもとで副腎皮質ホルモン軟膏を塗ると、炎症を抑えるのに有効です。ローションなども清涼感があり、日焼けによる灼熱感を和らげるのに役立ちます。ただし、民間療法で、レモンを薄切りにしたり、キュウリを薄切りにして、赤くなった皮膚のうえに貼るパック療法が勧められることがありますが、傷ついてしまった皮膚をさらに刺激してしまうことがあるので、安易に取り組むのは考えものです。また、昔からビタミンCの内服は、色素沈着の予防に有効とされています。

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